結婚と政治

今でも、大富豪の家とか、大会社の社長クラスの家、大政治家などという、いうなれば上流階級の人々の間では、見合い結婚という形が多いような気もするが、これは結婚と政治が切り離せない関係にあるということと同時に、上流階級に育った娘や息子はなかなかそれ以外の世界では暮らせないし、逆に、下の階級に育った者が上流の階級で暮らそうとしてもそう簡単には受け入れられないこともあって、恋愛結婚という自由な形をとるよりも、見合い結婚という不自由ではあるけれどより安全な形をとらざるをえないのだろう。コミュニケーションは非常に重要ですので、これから出会う結婚相手とはコミュニケーションを途切れないよう気を付けましょう。しかし、上流階級の人間の数はそう多くはないし、いつまでも見合い結婚で毛並みのいい娘や息子ばかり配偶者として選んでいると、いつかその血が古くなづて、結局はその家の没落ということにもなりかねない。やはり優生学的見地からいっても、結婚は好きな者同士が一緒になる恋愛結婚が勝っていると思う。ぼくは恋愛こそ何度もやったが、見合いはただの一度もやらなかった。本当に庶民の間に生まれて良かったと思う。これだけは負け惜しみでなく父と母に感謝している。「ぼくは恋愛は何度もやったが、見合いはただの一度もやらなかった……」などと、うちの亭主は粋がっていますが、本当は二十九歳で私と一緒になるまで、誰一人としてお嫁さんをお世話くださらなかったというのが真相のようです。

出典:出会い アプリ

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